季節毎に変わる味ほんものの鶏の味

丹沢滋黒軍鶏は自然の中で育てているため、鶏肉の味にも季節感が出ます。冬場の鶏はエサをよく食べ、脂ののりもとてもよいので、旨みが強い、いわば旬のおいしさ。一方、春から夏の暖かい時期の鶏はよく動き回るので、特に雄は肉の締まった野性味のある味が楽しめます。
 調理法や合わせるお酒によっても鶏の味わいが増します。例えば、冬の鶏は脂がのっているので炭火で焼くのはもちろんのこと、特に柔らかさが楽しめる雌鶏などは鍋に仕立てて食べるのもおすすめです。鶏の鍋に熱燗、といった組み合わせは、体の芯から温まる冬ならではの楽しみ方です。野性味のある夏の雄鶏は、焼いて赤やロゼのワインと合わせると、鶏のワイルドな食感とワインのふくよかさが共に楽しめます。

部位別では、砂肝やレバーに純米酒を合わせ、独特の濃厚さをじっくりと味わうのも乙なもの。レバーペーストをモルトウイスキーとガーリックトーストで、というのもしゃれています。食感があってジューシーなはらみやせせりのお供には、クラフトビールなどもよいものです。
 丹沢滋黒軍鶏は、調味料ひとつとっても、工程や料理の種類によって使う塩をすべて変えるなど、一羽一羽のおいしさを最高の状態で味わっていただくための調理にこだわっています。丁寧に育てた鶏だからこそ楽しめる豊かな季節感や個性を、どうぞ食卓で思い思いに味わってください。